自宅でも外出先でもシュッ!とひと吹き。簡単にリフレッシュできるフレグランススプレー&アロマミストの使い方 読む 実は知らなかった! <種類別>入浴剤の選び方 肌も自分も喜ぶ入浴法 1 分

実は知らなかった! <種類別>入浴剤の選び方 肌も自分も喜ぶ入浴法

お風呂に入るときに欠かせない「入浴剤」。毎日手軽に使えるものから、とっておきの日に使いたい高級入浴剤までさまざまあります。でも、なんとなくで選んでいませんか? 肌も心も喜ぶ入浴剤の選び方をおさらいしましょう。

 

そもそも、入浴剤にはどんな種類がある?

入浴剤には主に「無機塩類系」「炭酸ガス系」「生薬系」「酵素系」「清涼系」「スキンケア系」があります。

「無機塩類系」、つまり「塩系」の入浴剤は、入浴剤として最も一般的なタイプです。「バスソルト」はこの無機塩類系。ミネラル系とも呼ばれ、硫酸ナトリウムや塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)などが主成分。ミネラル成分で温泉水のようなお風呂になり、保温効果と血流促進効果が高いといわれます。

忙しくて短時間の入浴しか叶わない人も、塩系の入浴剤を使うことでしっかり体を温めることができます。粒の大きな岩塩のようなものからパウダー状のものまでさまざまです。

「炭酸ガス系」は、シュワシュワと炭酸ガスが出てくるタイプの入浴剤。こちらも市販の入浴剤としてとても一般的で、多くは錠剤の形をしています。炭酸水素ナトリウムやクエン酸などが化学反応して発泡し、炭酸ガスがお湯に溶け込みます。炭酸ガスが皮膚から入り込むことで血流が促進され、体が温まるのです。

このタイプの入浴剤の注意書きには「入浴直前に入れること」とあるはず。時間が経つと炭酸ガスがお湯から抜けてしまうので、家族が時間差なく入れるときに使うとよさそうですね。

また、炭酸ガスの濃度はおよそ入浴剤のお値段に比例します。炭酸ガスの溶け込んだお湯も、短い時間で入浴効果を得られるので、忙しい人にぴったりです。

「生薬系」は薬効のある植物エキスを配合した入浴剤のこと。みかんの皮が入っているものなども生薬系です。

生薬の種類によって、肩こりや腰痛予防、切り傷や皮膚炎に効くもの、冷え予防など効果が分かれます。パウダーや液体、顆粒、生薬を刻んだものまで形状はさまざまあり、香りもそれぞれ。芳香効果も期待できますが、生薬の種類によっては香り独特な場合があり、好みが分かれることも。

「酵素系」は、タンパク質分解酵素が入った入浴剤です。塩系の入浴剤と組み合わせられていることが多く、肌の汚れや角質を落とし、肌の清浄を保つ作用が期待できます。

代表的なものは、パパイヤに含まれるパパイン。パパインは肌のざらつきを取り除いてターンオーバーを促してくれます。

肌の露出が増えるシーズンや、肌の手触りをよくしたい場合にも酵素系の入浴剤がおすすめです。

「清涼系」はその名の通り、清涼感を得られる入浴剤。しっかり入浴して疲れを取りたい夏場にうれしいですね。

清涼系にはミント・ハッカに含まれるメントール成分が配合され、ひんやり感じられるのが特徴です。塩系や炭酸ガス系と組み合わせられている場合が多いです。

夏場はもちろん、頭をシャキッとさせたい朝湯にもおすすめ。パウダーや錠剤タイプで、青い色がついているものも多いです。バスソルトに、ハッカ油を垂らすことで自家製清涼系入浴剤を作ることもできます。

「スキンケア系」は、肌の保湿・美肌効果を狙った入浴剤。

コラーゲンやホホバオイル、セラミドな度が配合され、肌をしっとり保ってくれます。パウダーの他、ミルクやオイルなどの液体が多く、リラックスできる香りや華やかな香りがついているものも。基本的には多くの入浴剤には保湿成分が入っています。

短時間しか入浴できない人こそ、入浴剤を入れるべき!

ゆっくり入れる日だから入浴剤を......と思いがちですが、短時間入浴の人こそ、入浴剤を活用しましょう。短時間で疲れを取りたい人は、「炭酸ガス系」「塩系」の入浴剤が特におすすめ。短い時間でもしっかり体を温めてくれます。体調に不安がない場合は肩までつかることで、半身浴よりも早く体を温められます。

寝つきを良くするためにも、お風呂で体温を1度上げることを目標にしましょう。入浴剤がその手助けになるはずです。

 

肌のざらつきが気になる人は酵素系、しっとりさせたいならスキンケア系を

背中のニキビ、お尻や二の腕のざらつきが気になるという人は酵素系にトライ。冬場など、乾燥が気になる場合はミルクやオイルのスキンケア系入浴剤を使ってみましょう。

ただスキンケア系はとろみがついている場合が多いですが、浴槽が滑りやすくなることも。お年寄りや子どもが入浴する際は転倒しないよう特に注意が必要です。

また、どんな入浴剤でも、入浴後は肌が乾燥します。ボディクリームなどでせっかくの潤いを閉じ込めて、効果を持続させて。

お気に入りは、どのタイプですか? 季節や気分に合わせて、入浴剤を楽しんでみてください。

 

■参考サイト:
日本浴用剤工業会「入浴剤の成分と種類」
https://www.jbia.org/knowledge2.html

 

<プロフィール>
有馬美穂
ライター。2004年早稲田大学卒業。『VERY』をはじめ、さまざまな雑誌媒体等で主にライフスタイル、女性の健康、教育、ジェンダー、ファッションについての取材執筆を行う。

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